写真のこと

今キヤノン使いの理由

今キヤノン使いの理由

今の愛機はキヤノンEOS6D。その前は50D。その前はKISS DIGITAL初期型。その前は銀塩でEOS5でその前がEOS620。
つまりずっとキヤノンのカメラしか使ってない。なぜか。理由は簡単。初めて手にした一眼レフカメラがキヤノンだかったから、そこから離れられなくなってしまったという次第。それが前出のキヤノンEOS620だ。
「写真...まともに撮ってみたいんですよねぇ...。」
確か呑みの席。後に居待月(いまちづき)というアコースティックユニットを一緒にやる、その当時はクライアントの偉い人だった通称カルロス氏に言った。

すると彼、
「ああ、じゃあ使ってないのがあるからあげるよ。」
と軽く一言。
え、マジ!? ホントに? いいんすか? と、既に二人ともかなり酔っ払ってたこともあって盛り上がった。
で、後日なんと、カルロス氏はそれをちゃんと覚えててくれて、このキヤノンEOS620をくれたという次第。
実のところその時点で私にはカメラに関する知識がほとんどない。その前に使っていたカメラは、リコーのMiraiという代物で、当時流行っていたオールインワンタイプのもの。要は、ピントもオートだし、レンズは固定。絞りも固定で、単に一眼レフの雰囲気を手軽に味わえるというもの。だから実のところなんにも分かっちゃいなかった。
だから当然なにも考えずいろいろ撮ってみるわけだが、どうにもこうにも思うようにいかない。思い描いたような写真に全然ほど遠いのだ。
「なんだかおかしいな???」
で、当時仕事でつきあいのあったいろいろなカメラマンさんに根掘り葉掘り聞いていくと、どうやらレンズが違うらしいということが分かった。そのEOS620についていたレンズは確か35mmから70mmくらいのズームレンズ。私が撮りたいような写真は、それでは撮れないと何人かに言われた。
「なるほど! レンズか! 俺が下手だったわけじゃないんだ!」
と、俄然前向きになった私は、当時働いていた築地からほど近い銀座の中古屋で何本かのレンズを購入した。
そうしたらもう他のメーカーのカメラが使えない。後にニコンという選択肢もあるなぁとか、ライカとか、いろいろ気になったりもしたものの、自分の淋しい財布と見比べるともうそれができない(今思えば売ればよかったんだよな...当時は微塵も思わなかったけど...)。
で、それからずっとキヤノン。だから他のカメラはよく知らない。カメラ屋で覗いてみたり、しょっちゅういろいろなカメラを取り替えるうちの藤田さんのを毎度ほんのちょっと使わせてもらったりしたことがあるくらい。そう考えると経験値が低いなぁ...とは思う。
でもまぁ、仕事でつきあうプロカメラマンの方ってなぜかみんなキヤノンなんだよなぁ。大抵EOS1Dをメインに、5Dあたりをサブに使ってたりする。聞けば、安定してるのと癖がないのと、シャッターまわりの動きがいいんだとか。実はこれ、自分では全然実感値がないんだけど。むしろ、以前藤田さんが使ってたライカのシャープさの方に驚いたりして...う〜ん...こんなところでもやっぱり経験値が低いなぁと思ったり。
でもまぁ、どう考えてもこれ以上投資するのは不可能だし、もうすっかり慣れちゃったし、これからも多分キヤノンを使ってるんだろうなぁ...。

リコーのMiraiを検索したら出てきた。
そうそうこんなカメラだったっけ。重かったよなぁ。でも楽しかったなぁとしみじみしてみたりして。
http://d.hatena.ne.jp/Bellissima90/20101004/1286185073

写真はイメージ(しかもこれニコンじゃん;;;)。
キヤノンEOS620についてはこちら。
http://web.canon.jp/Camera-muse/camera/film/data/1986-1990/1987_eos620.html

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今のシミズの写真はこちらでどうぞ。
ワークス藤田とシミズの最近の写真をまとめて見られます。
・キリトル
http://kiritoru.com/

過去の作品はこちらからリンクしてます。
http://shimizuyutaka.com/